溝川典子展 -ラフノキセキ、そしてこれから-

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「裸婦」を具象的に描き表現することは、美術と関わる老若男女、古今東西の全ての人々にとって、非常に興味深く、やりがいのあるテーマである。

 にもかかわらず、それを日本で制作し発表し続けていくことは、20年前よりも更に難しくなって来ている。

その中でも制作し続けるためにはどうすれば良いのか。

 コロナ禍より日本に在住しながら、私はそのことをずっと模索して来た。

 

 私が「裸婦」を通して表現したいことは、女性が持つ独特の「美しさ」だけでなく、「強さ」や「喜び」など抽象的な内容も含む。

 そのため、もともと私の作品は具象表現と抽象表現が混じり合う「わかりやすくない」作品が多い。

 そこで、この度の作品は、更に抽象化したモチーフや具象的な「裸婦」の部分を、キャンバスに鉛筆とアクリルで展開してみた。

 

 絵画とは画家からの答えのない「問い」であるとも考えられる。私の作品から「何か」を感じ取っていただきたいと願っている。

 

会期:11月12日(火)~11月17日(日)(最終日は17:00まで)

 

ギャラリーあじさい

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